BTSは7月9日にHYBE LABELSのYouTubeチャンネルに新作「Permission to Dance」のミュージックビデオを公開しました。平和や自由をテーマにしたMVは軽快なステップで踊るメンバーは世界中のファンの間で話題になっています。
観る人を笑顔にしてくれるMVにはたくさんの意味が込められているようです。
ダンスに取り入れられている国際手話をはじめとし隠されたメッセージを調査してみました。
PTD(Permission to Dance)の映像を調査
まずは公開されているPermission to Danceこと「PTD」の映像を紹介します。
楽しく踊るメンバー達が観る人に笑顔やエネルギーを与えてくれますよね。
見ているこちらがとっても楽しくなりますし、自然と身体が動き出すようなメロディーですよね。
こちらの楽曲はヒットメーカーとして有名なエドシーランがプロデュースしたことでも話題になっています。
紫色の風船の意味は?
MVの冒頭から登場して、数々のシーンに登場する紫色の風船ですが、実はこの風船にも意味があるんです。
パンケーキを配膳するマスクをしたウェイトレスが窓の外を見上げると青い空が広がり、やがて紫色の風船を飛ばすJUNG KOOKのもとへと繋がって物語が始まっていきます。この紫色の風船には「希望」が込められているのだとか。
希望を象徴する紫色の風船はMVの中で色々なシーンに登場して人と人をつないでいるような印象を受けます。
また、カラーセラピーの見解からすると紫色は「祈り」 「魂」 をいったスピリチュアルな意味を指すようで、現在世界的に混沌している状況が一刻も早く収束するような意味も込められているのかもしれません。
歌詞にでてくる「エルトンジョン」て誰?
歌詞の中で「エルトンジョン」という名前がでてきます。一体エルトンジョンとは誰なのでしょうか。

「When it all feels like it’s wrong/ Just sing along to Elton John/ And to that feeling, we’re just getting started(間違っているような気がする時は/エルトン・ジョンの曲に合わせて歌えばいい/その気分でさあ始めるんだ)」
エルトンジョンとはイギリスのミュージシャンで映画「ロケットマン」のモデルとなった伝説的なアーティストです。
現在72歳で50年以上のキャリアを積んでるすごい方なのです。
ミュージシャンの歴代セールスランキングで説明すると、1位がビートルズ、2位がエルヴィス・プレスリー、3位がマイケル・ジャクソン、4位がマドンナ、そして5位にくるのがエルトン・ジョンなのです。
歌詞に自信の名前が使われたエルトンジョンからTwitterで粋な返事が返ってきたことも話題になっています。
When it all seems like it’s right, I sing along to @bts_bighit #PermissionToDance
— Elton John (@eltonofficial) July 10, 2021
直訳すると、「何もかもが良いように思えたときは僕はBTSの歌を歌うんだ」です。
もとの歌詞「何もかもがダメになったように思えたときはただエルトンジョンの歌を一緒に歌うんだ」をもじって答えてくれたのですね。感動的です。
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ダンスに取り入れられた国際手話の意味
今回のミュージックビデオのダンスには国際手話が取り入れられているんです。
取り入れられた手話をひとつづつ紹介していきますね。
「平和」という意味の手話
両手でピースサインをつくって踊るシーンですがこの手話は「平和」を象徴するものになっています。

「楽しい」という意味の手話
親指を伸ばして残りの指を半分曲げたまま、身体を掻くような動きは「楽しい」という意味の手話です。
コインランドリーの前で踊っているところがそのシーンですね。

「踊る」という意味の手話
こちらもコインランドリーの前のシーンですが、片方の手のひらを舞台にもう片方の手の両手を左右に動かす動作は「踊る」を意味する手話になっているんです。

タイトルをアナグラムで並び替えると別の意味に
タイトルの「Permission to Dance」は直訳すると「ダンスの許可」という意味になりますが、歌詞などの内容には「ダンスは気が向くままに、許可なく思う存分踊ってもいい」という意味が込められています。
しかしながらこのタイトルをアナグラムで並び替えると別の意味になると考察されていた方がいました。
アナグラムで並べ替えてみた(完成系)
— ざく🤠a dancing fool🎈🎈 (@zakuzaku_bts) July 9, 2021
スッキリしたと共に偶然にしてはできすぎではないかと鳥肌立ってる…@KIKI_y030y ロゴも並べ替えてみたよ! pic.twitter.com/lmjCgWaYy5

「STORIES ON PANDEMIC」直訳するとパンデミック(感染症)の物語ということで拡大し続けている感染症つまり新型コロナウイルスのことを揶揄していることが考察されます。
これは一種の考察なのでメンバーらが考えたことなのかは不明ですがここまで考えられていたら衝撃的ですよね。
また、一部では「NO PANDEMIC STORIES」つまり「感染症のない世界の物語」と考察もされています。
いずれにしても現在世界的に広まっている新型コロナウイルスの終息を願っている楽曲ということで間違いなさそうですね。強いメッセージ性があるBTSも魅力的ですが、このように考察できるファンの人達もすごいですね。
まとめ
BTSの新曲Permission to Danceにはたくさんの意味が込められていました。わずが数分のMVには深いメッセージが詰め込められていて見るひとをハッとさせられますね。紫色の風船の意味、国際手話の意味、そしてタイトルのアナグラムを解説しました。明るくて軽快なMVという初見から一気に巧妙に作り込まれたMVという印象にかわりましたね。
BTSのメッセージに心掴まれた方も多いのではないでしょうか。
皆さんで自由や平和を意味する国際手話を取り入れたダンスをして素敵な世界がこれからも続くことを祈りたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。