2022年前期の朝ドラは沖縄が舞台のお話で「ちむどんどん」という沖縄方言のタイトルになっていますね。
本土返還50周年を記念して放送されるのが今回の作品となっています。
毎回話題の朝ドラですが沖縄が舞台ということで楽しみにされている方も多いですよね。
この記事を読まれている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

ちむどんどんってどんな意味なの?
ちむどんどんの使い方や例文は?
ちむどんどんという沖縄方言について表現方法を深堀しています。
実は朝ドラのロゴにも込められた意味があるんですね。
- 沖縄方言「ちむどんどん」の意味と使い方
- 朝ドラ「ちむどんどん」ロゴに込められた意味
ちむどんどんの意味は?
沖縄方言の「ちむどんどん」とは「胸がわくわくする気持ち」という意味です。
「ちむ」とは、肝がなまった言葉。肝は、心情や心を表します。
「どんどん」とは、胸が高鳴る様子、胸がドキドキと脈打ってる音を表しています。
心臓がバクバクする、心が落ち着かない、という意味になります。
「ちむ」「どんどん」2つを合わせて「胸がわくわくする」となります。
この「ちむどんどん」という言葉は、沖縄では若者にも浸透している有名な言葉で、日常会話でもよく使われているそうです。
前向きで肯定感に満ち溢れた、わくわく感、という意味でもあります。
朝ドラ「ちむどんどん」は、ヒロインがドキドキわくわくを重ねながら、様々な「ちむどんどん」を経験し、成長していく姿が描かれていきます。
ちむどんどん発音の仕方は?どんな言い方をする?
沖縄の方言てなかなか発音が難しいですよね。ちむどんどんなどんな発音の仕方をするのでしょうか。
地元沖縄の方が沖縄カルチャーについて配信されている動画がありましたので紹介します。
「ちむどんどん」のイントネーションについても話されていますよ。
ちむどんどんの使い方例文
「ちむどんどん」は胸がドキドキわくわくしている状態なので、興奮した時、嬉しい時や楽しい時、びっくりした時などの感情を表すことができます。
「~する」というサ行の動詞として使うのが一般的なようです。
では実際に、どんな時に、どのようにして使われているのでしょうか?
いくつか例文を挙げていきたいと思います。
興奮したことを伝えたいとき
とてつもなく興奮した思い、テンションが上がった思いを伝えたい時に使います。
(例)「昨日のイベント、最高にちむどんどんした!」、「好きな芸能人に会えて、ちむどんどんした」
感動したとき
胸がいっぱいになったり、涙ぐんだり、嬉しい時に使います。
(例)「(物語の)クライマックスが近づくにつれて、ちむどんどんしてきた」、「子供が立派に成長した姿に、ちむどんどんする」
好きな気持ちをアピールするとき
好きな人に向けて、気持ちを伝えたい時にも使います。
(例)「あなたと一緒にいると、ちむどんどんする」、「明日のデートに、ちむどんどんして眠れない」
など、日常会話において、使える機会はたくさんあるようですね。
ちなみに、似ている言葉として
「ちむわさわさ」→不安で気持ちが落ち着かない、そわそわする
「ちむだくだく」→悪い予感や心配事で、胸騒ぎがする
などもあります。
朝ドラちむどんどんのロゴに込められた意味
「ちむどんどん」のタイトルロゴデザインを担当されたのは、アートディレクターの小林幸一さんです。
番組タイトル「ちむどんどん」が「胸が高鳴る」という意味から、躍動感や多幸感を感じてもらえるようにと、タイトルにハートが含まれています。
そして、沖縄らしい空や海、家族の絆をグラデーションで表現されました。
来年のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の
— 小杉幸一 (@kos1019) June 16, 2021
ロゴデザインいたしました。沖縄で「心高鳴る」の意味から、躍動感や多幸感など感じてもらえるように、ハートを内包させ、沖縄らしい空や海、家族の絆をグラデーションで表現。「ちむどんどん」するようなものになっているとうれしいです! pic.twitter.com/McvJmyUmfM
まとめ
2022年前期朝ドラのタイトル「ちむどんどん」とは、沖縄方言で「胸がわくわくする」「胸が高鳴る」という意味があります。
興奮した時や嬉しい時などの感情を表す言葉で、普段から日常会話でもよく使われている言葉のようですね。
そして番組のタイトルロゴは、この「ちむどんどん」という言葉からくる躍動感や多幸感を感じられるデザインになっています。
さらに、沖縄をイメージさせる空や海、家族の絆が表現されていることが分かりました。
「ちむどんどん」という言葉の意味を理解できたら、より一層朝ドラが楽しめそうですよね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。