忠犬ハチ公といえば渋谷駅にある銅像が有名で、待ち合わせ場所としても親しまれていますよね。
ハチ公はいつも渋谷駅まで飼い主である上野さんの送迎をしていたそうで、上野さんが亡くなった後も渋谷駅を離れなかったといいます。
でもハチ公が亡くなっていた場所は、いつも通っていた渋谷駅ではなく、普段は行かなかったところだそうです。
どうしてその場所にいたのでしょうか。
また、ハチ公の死因はなんだったのでしょう。
この記事を読まれている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

忠犬ハチ公の死因はなに?
亡くなった場所は?
なぜその場所にいた?
- 忠犬ハチ公の死因
- 忠犬ハチ公の亡くなった場所やそこに居た理由
忠犬ハチ公の死因は悪性腫瘍
1935年3月8日、忠犬ハチ公は11歳でこの世を去りました。
今日は #忠犬ハチ公の日
— 今日は何の日 (@nannohida) April 7, 2022
東京大学農学部の上野博士に飼われていた秋田犬。上野博士が亡くなった後も渋谷駅前で帰りを待っていたことから、忠犬ハチ公と呼ばれるようになりました。
今日は、その銅像が渋谷駅前に建てられた日です。#4月8日 #今日はなんの日#今日は何の日 pic.twitter.com/JXPZze9Utz
人間でいうと82歳ぐらいなので、ハチ公も老犬でした。
ハチ公の死因はなんだったのでしょうか。
当時、ハチ公の遺体は東京帝国大で病理解剖されました。
【忠犬ハチ公の死因】
フィラリアが寄生
竹串による消化器官の傷
心臓や肝臓にたくさんのフィラリアが寄生しており、腹水症や肝臓の線維症も併発していたそうです。
また、胃の中には竹串が4本残っていたそうなんです。
その串が消化器官を傷つけたのではないかと言われていました。
しかし、2011年にホルマリン漬けされていたハチ公の内臓を再検査したところ、悪性腫瘍が発見されました。
忠犬ハチ公の保存臓器について、MRIおよび組織観察を行ったところ、肺と心臓に悪性腫瘍が確認された。
東京大学農学生命科学研究科より
これまでハチ公の死因はフィラリア症とされていたが本腫瘍も死因のひとつであると考えられた。
ハチ公の肺はがんの一種である「がん肉腫」となっていたそうで、悪性腫瘍も広範囲に見られたそうです。
このことから、ハチ公の死因は「悪性腫瘍」だったのではないかと指摘されています。
ハチ公の死から76年後に新たな死因が判明しました。
忠犬ハチ公が亡くなった場所は稲荷橋付近
忠犬ハチ公は飼い主の上野さんが亡くなった後も、約10年のあいだ渋谷駅へ足を運んでいました。
しかし、ハチ公が亡くなった場所は渋谷駅ではなかったのです。
【ハチ公が亡くなっていた場所】
稲荷橋付近の滝沢酒店北側の路地
渋谷川にかかる稲荷橋の近くで冷たくなっているのを発見されました。
現在でいうと、渋谷ストリーム駐車場入り口付近です。
今日は、渋谷区ふれあい植物センターに行くことにしました。
— 鰹節猫吉 (@sunchanuiguru) December 26, 2021
忠犬ハチ公が非業の死をとげた稲荷橋です。
渋谷川に沿って行きます。 pic.twitter.com/i4QonOBfNJ
この稲荷橋付近は渋谷駅の反対側です。
普段のハチ公はこの辺りには行かなかったそうなんです。
当時の町の人も、なぜここにハチ公が居たのか不思議に思ったのではないでしょうか。
なぜ忠犬ハチ公は稲荷橋付近を選んだのか
忠犬ハチ公が普段行かない場所を選んだのは何故だったのでしょうか。
その場所に居たのには3つの説がありました。
弱いところを見せたくなかった
犬は、動物的な本能で「自分の弱っている姿を見せたくない」という理由で、死ぬ前に隠れるという行動をとるそうです。
これは野生時代の名残で、敵に弱みを見せて襲われるのを避けるためだそうです。
ハチ公の場合は本能的な行動を取ったのかは分かりませんが、弱っている自分を見られたくなくて、ひっそりと亡くなっていたのではと言われています。
「お世話になった人たちを悲しませたくない」という思いもあったかもしれませんね。
最期の挨拶をしていた
ハチ公は自身の死期を悟り、思い出のある町の人たちに挨拶をして回っていたのではないかと言われています。
約10年間、渋谷駅へ足を運んでいたハチ公は、近所の人や通勤で通る人々にとても可愛がられていたそうです。
優しくしてくれた町の人たちに「ありがとう」の気持ちを伝えたかったのかもしれません。
上野さんを探していた
商店街を回って歩いて上野さんがどこかに居ないか確認していたのではないかという意見もありました。
いつも渋谷駅の改札を抜けて消えていく上野さんを見ていたハチ公です。
ハチ公には「上野さんが電車に乗ってどこかに移動している」ということがわかりません。
渋谷駅の反対側…つまり稲荷橋の方向に上野さんが居るとハチ公は思ったのではないか言われています。
大好きな上野さんにもう一度会いたい
そんな思いで最期の力を振り絞り、上野さんのことを探して歩いていたのかもしれません…
忠犬ハチ公は実話ですがドラマのようなお話ですよね。
この実話をもとに映画作品も国内のみならず海外でも制作されているんです。
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まとめ
忠犬ハチ公の死因や亡くなった場所、その場所を選んだ理由について調べました。
ハチ公の死因は当時「フィラリア症や消化器官の傷」が原因とされていましたが、76年後の再検査で「悪性腫瘍」であったことが判明しました。
ハチ公が亡くなっていたのは稲荷橋付近で、その場所はハチ公が行くことがあまりなかった場所です。
その場所を選んだ理由は諸説あるので本当のところはわかりませんが、飼い主の上野さんの死後も渋谷駅に通い続けていたハチ公。
「上野さんに会いたい」という切ない気持ちは伝わってきますよね。
最後までご覧くださってありがとうございました。