山口県阿武町で給付対象の463世帯へ総額4630万円を給付するはずが、誤って田口翔(たぐちしょう)さんの口座へ誤送金してしまいました。
しかし、田口翔さんは給付金返還を拒否していて、ニュース番組やSNSなどでも連日話題になっていますよね。
田口翔さんは「オンラインカジノで使い切った」と弁護士や警察に話しているとのことですが、実際はどうなのでしょう。
もし嘘をついているとしたら何故なのでしょうか。
この記事を読まれている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

オンラインカジノで全額使ったという話は嘘?
なぜ嘘をついた?
オンラインカジノは違法なのでは?
- 田口翔がオンラインカジノで給付金を使ったのは嘘なのか
- 嘘をついた理由について
- 電子計算機使用詐欺とは
給付金をオンラインカジノで使ったのは嘘?
田口翔さんは誤送金された4630万円を「ネットカジノで全部使い切った」と供述していることがわかりました。
SNS上では、オンラインカジノで全額使ったというのは嘘ではないかという声がたくさんありました。
ネットカジノで使ったとか嘘っぽい
全額ネットカジノで使ったというのは嘘でしょ
嘘ついてどこかに隠してるんじゃないの?
オンラインカジノで全額使ったというのが嘘だと言われている理由は、次のような疑問があるからではないでしょうか。
・弁護士を雇うお金は?
・リスクの高いカジノに全額使わないのでは?
・第三者が関与してマネーロンダリングしているのでは?
弁護士を雇うのにはお金が必要です。
オンラインカジノで全額使ってしまった人に雇えるのでしょうか。
誤送金のお金を使って雇っているのでは…と言われています。
また、カジノで遊ぶのには負けてしまうリスクを考えますよね。
カジノをしたことが無い人であれば特に慎重になると思います。
大金を手にしたので少しやってみようという気持ちは持つのかもしれませんが、それでも全額使う前にやめるのでは…と言われています。
弁護士によると、田口翔さんは「ギャンブル癖がある人ではない」と説明しています。
でも知人男性の証言によると…
田口翔はギャンブル狂でパチンコにも通っていた
このように言われています。
どちらが本当かはわかりませんが、ギャンブル好きであればオンラインカジノで全額使ったのは嘘ではないのかもしれません…
また、「オンラインカジノで全部使った」は本当だとしても目的はマネーロンダリングではないかと言われています。使ったのは本当だけれど、お金が全てなくなったのではなくオンライン上にある可能性があります。
ネットカジノ経由でマネーロンダリングしている可能性も否定できないですね。
噓をつくメリットとデメリット
オンラインカジノで全額使ったと嘘をつく理由は何なのでしょうか。
【メリット】
オンラインカジノで使って利益が無ければ返還義務を負わない
ギャンブルで使って利益が無ければ返還義務を負わなくて済むので嘘をついているという意見もありました。
「お金はもうない」と嘘をついてお金は別のことに使おうと思っているのかもしれませんよね。
【デメリット】
社会的制裁を加えられる
仮に返還義務を負わなくなったとしても、田口翔さんは普通に生活することは難しくなると思います。
今の時代はSNSで簡単に個人情報が拡散されてしまいますし、そもそも誤送金のお金を返還拒否した時点で人間性を疑われてしまいますよね…
「罪は償う」と本人が言っていたことから刑務所に入るというのは想定しているのかもしれません。
オンラインカジノは違法ではないのか
オンラインカジノは違法じゃないの?と思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、違法でも合法でもないそうなんです。
刑法では賭博に関する以下の内容の法律があります。
『競馬などの国で認められているもの以外のギャンブルをすることを禁じる』
『ギャンブルをする場所を提供することを禁じる』
しかし、日本ではオンラインカジノに対して定められた法律がありません。
違法でも合法でもありませんが、過去にはオンラインカジノで逮捕者が出たこともあります。
『スマートライブカジノ』
2016年オンラインカジノを利用した日本人が逮捕。
運営はイギリスだが、ディーラーの中には日本人が居たので「日本でカジノをしているのと同じ」と警察に判断された。
裁判では不起訴となった。
これ以降は、海外運営のオンラインカジノでプレイした日本人の逮捕者は出ていないようです。
また、カジノが合法である海外運営のオンラインカジノを利用するのはいいそうですよ。
ただし、国や政府の許可を得て運営しているオンラインカジノです。
中には悪質な運営をしている場合もあるので、プレイする場合は注意が必要です。
電子計算機使用詐欺罪で逮捕!その内容とは?
山口県警は電子計算機使用詐欺の疑いで田口翔さんを逮捕しました。
【電子計算機使用詐欺とは?】
<刑法第246条の2>
電子計算機使用詐欺罪は、ATMや電子決済などで電子計算機(コンピューターなど)に虚偽情報や不正な指令を与えて不法な利益を得る罪
少々難しい内容にはなりますが、簡単に言うと
自分の銀行口座に誤振込されたものを、誤振込と知りながら、ATMやネットバンキングで自分の他の口座に振込をしたことが罪に問われているということです。
田口翔には振込権限がないのに振込の手続を行うという「虚偽の情報」をコンピューターに与えて、自身の他の口座の残高記録を増やすことで、預金という「財産上不法の利益」を得ることが電子計算機使用詐欺に当たるとされます。
自分の預金口座宛てに振り込んだ履歴は確認できていないので、オンラインカジノの代行業者の口座に振り込んだことをもって(オンラインカジノの自分のアカウントに入金されたことをもって)「財産上不法の利益」を得たとされたのかもしれません。
阿武町4630万円振り込みミス 田口翔容疑者(24)を“電子計算機使用詐欺”疑いで逮捕 #日テレNEWShttps://t.co/OvDUOHzz8j
— 日テレNEWS (@news24ntv) May 18, 2022
また、4630万円を入金された口座から他へ移す行為について、弁護士の梅村さんは、
— 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) May 18, 2022
「『電子計算機使用詐欺罪』にあたる可能性があり、もし有罪となれば10年以下の懲役が科せられる」といいます。 pic.twitter.com/8HfB7B4C2j
オンラインカジノで使ったと供述していますが、これからの取り調べで事実が明らかになると思います。
警察では余罪についても調べているそうです。
まとめ
田口翔さんがオンラインカジノで誤送金のお金を使ったのは嘘なのかについてまとめました。
山口県阿武町からの誤送金のお金を「オンラインカジノで全部使った」と供述しているのは嘘ではないのかとSNSでも連日話題になっていました。
弁護士を雇えるお金があったり、ハイリスクであるカジノを利用するのか?との疑問から嘘をついているのではと言われています。
オンラインカジノについては取り締まる法律が現在はありませんので、合法の海外オンラインカジノを利用することは罪に問われないそうです。
また、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕に至った田口翔さん。
容疑を認めているそうで、警察は余罪についても調べる方針だそうです。
本当のことを話して罪を償って欲しいですよね。
ここまでご覧くださってありがとうございました。